NBA三者三様

Twitterで知り合った方々と、ゆるくNBA話をします。 一緒にお話ししていただける方は、Twitterアカウント @KingCakeIris のメッセージに、ご依頼をお願いいたします。

2019年07月

第9回目は、レイカーズファンのericlalさん(@erictsubasaNBA)です。
※Twitterアカウントは、ご本人の許可を得て、掲載させていただいております。

KingCakeIris:まず、NBAを見始めた時期、きっかけをよろしければ教えてください。

EricLAL:当時高校生だった2013,14年頃WOWOWやBSで放送していたのをたまたまみるようになったのがきっかけです。

KingCakeIris:ありがとうございます。最初からレイカーズファンだったんですか?

EricLAL:レイカーズファンというより、コービーファンでした。当時はたまたまテレビをつけた時にNBAが放送していたら見るという感じで、その時レイカーズ戦が多かったのでコービーファン→レイカーズファンという感じですね。

KingCakeIris:なるほど。コービーのどんなところに魅せられましたか?

EricLAL:見始めた頃のNBAには詳しくないのですが、当時のレイカーズはコービーのワンマンチームだったと思います。残りがファーマーだったり、ブレイクだったり、ジョーダンヒルの時でした笑コービーが1人でチームを引っ張り、孤軍奮闘、獅子奮迅してる姿に惹かれましたね。

KingCakeIris:なるほど。そのころのコービーだからこそだったのですね。そこから、おっしゃるように、レイカーズファンになっていったと。コービー以外で次に魅せられた選手とかいらっしゃいますか?

EricLAL:レイカーズの試合を見ることが多かったので、次第にレイカーズの選手はみんな好きになっていったのですが、やはり、クラークソンやディアンジェロには明るい未来を感じましたね。やっと暗黒期をだっせられるのではないかと胸を膨らませました。

KingCakeIris:ラッセルとクラークソン。確かに彼らのプレーを見てると、そう思いますよね。当時のレイカーズファンの方々のツイートを見ていても、そんな感じがしました。

EricLAL:ラッセルのルーキーシーズンから、本格的にNBAを見始めるようになりました。大学一年生だった当時はBSや、WOWOWを契約するお金もなかったので、海外の違法サイトからNBAを見てました笑しかし、画質も悪いしちゃんとNBAを見たいと思い、次シーズンからリーグパスの契約をしました。

EricLAL:あ、訂正です。ラッセルのルーキーシーズンからリーグパス契約しましたね。一人暮らしを始めた4月、5月、6月です。海外の違法サイトから見ていたのは笑

KingCakeIris:2度おっしゃいましたが、これは載せても問題ないでしょうかw<違法サイト

EricLAL:印象は悪くなるかもですが、大丈夫ですよwリーグパスの存在も知らなかったですし、なによりお金がなかったですから笑

KingCakeIris:ラッセルはルーキーシーズンの頃のプレー見て、思いましたのは、すごい独特なリズムで、なんとも止めにくそうな厄介な選手だなぁと。この選手が、次のレイカーズを引っ張っていくんだろうなぁと。

EricLAL:そうですね。ネクストコービーなんて言われてましたからね。それも2位という高順位指名で、コービーも衰えていましたからファンの期待はすごかったですよね。

KingCakeIris:どうなんでしょう。ぶしつけかもしれませんが、最終的に、ラッセルはトレードされてしまうわけですが、その過程でファンとフロントとのラッセルへの期待度の温度差みたいなものは感じましたでしょうか?

EricLAL:ラッセルのトレード、ここがレイカーズファンでも分岐点になった人は多かったとおもいますね。私は、フロントの動きや契約、トレードには詳しくないので、レイカーズの選択を信じるしかありませんでした。しかし、Twitterのフォロワーさんを見ているとラッセルの移籍に伴いレイカーズからネッツを見る人を結構見かけましたね。
私はラッセルファンである前にレイカーズファンだったので、レイカーズが勝てるようになるなら受け入れるしかないな、と感じました。

EricLAL:ちょっと質問からそれてしまったかもで申し訳ありません笑

KingCakeIris:いえいえ。こちらこそ、答えにくい質問へのご回答ありがとうございます。やっぱ、それだけ期待されていた選手でもありますし、華も兼ね備えていた選手だったとも思いますから、影響も強かったんでしょうねぇ。

EricLAL:レイカーズファンの多くの方がおっしゃられているように、レブロン、ADとラッセルのプレーが見たかったです笑今オフは獲得の噂もありましたから、期待に胸を躍らせてたんですけどね笑

KingCakeIris:さて、そろそろ30分ですが、まだ、お時間よろしいでしょうか。次はレイカーズの話題に移りたいと思いますが。

EricLAL:時間は全然大丈夫です!お願いします!

■まとめ
ディアンジェロ・ラッセル。ネッツで今シーズン、大ブレイク、プレイオフに導く原動力となった選手。ただ、その前はレイカーズで多大なる期待をされていた選手でもありました。ericlalさんのお話を聴いて、レイカーズファンのラッセルへの期待が改めて分かったpart1でした。

さて、part2はレイカーズの話題に移ります。

今回のように、お話しして頂ける方を引き続き募集中です。
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第8回目は、レイカーズファンのWestさん(@GhostIn24)のPart2です。
(※Twitterアカウントは、ご本人の許可のもと、公開させていただいております。)

West:キャリア初期のコービーを見ていると、やはり何故後に彼があれだけの隆盛を迎えたのか納得します。スタッツがルーキーから非常に優秀だったわけではなく、コツコツと成績を残してきていたわけですし、POのジャズ戦でのエアボールなど、その経験からスポットライトを浴びていない時に修練を重ねていたのだなと感じます。

KingCakeIris:あそこまで、キャリア最初から、良くも悪くも周囲の多大なるプレッシャーを受け続けたうえで、エネルギー、糧にできるって本当にすごいなと素直に思いますね。あの状況下で潰れないってだけでもね・・・

West:彼の場合、キャリア初期のフィルやシャックとの確執に加えて、プライベートの問題も悲惨でしたよね。ご両親とは金銭問題で絶縁(現在は修復しつつあるという)、女性問題もありました。ただあらゆる問題を乗り越えて、あれだけのパフォーマンスを続けたことに、やはり学べるものがあると感じました。

KingCakeIris:チーム内、女性問題は知ってましたけど、ご両親ともそんな問題があったんですか・・・いやいやいや。タフなんて言葉じゃ陳腐すぎますね。バスケという一つのことにそこまで打ち込めるというのか、真摯になれるというのか・・・

West:あの女性問題からコービーいわく、妻のバネッサと娘たちの存在を失いたくない、バスケットなんてもうどうでもいいと当時感じていたそうです。だからこそ家族の支えがあって、故にスピーチで奥さんや娘さん達へ感謝の言葉を告げているのかもしれません。

West:彼が人間的に成熟し始めたのは、それからかもしれませんね。特に第2次フィル政権の時など。

KingCakeIris:ありがとうございます。やっぱ、支えとなる絆はあったのですね。そして、一度、どん底になったからこそ、気づくこともあったと。ただ、それをやれる人って、なかなかいないと思うんですよね。だからこそすごい。

West:彼が説明するに、“Black Mamba”の覚醒もその頃だったと言われています。裁判やスキャンダル、家族やチーム問題などのコート外からのノイズを断ち切るために、ゾーンに入る手段を模索していたと。実際そこからスコアリング面で、凄まじい活躍をしていきますからね。

West:そして悲願のシャックなしでの2連覇を達成。こうして彼は自分自身を証明してみせたのだと思います

KingCakeIris:ゾーン。とあるテニス漫画でも、言及されていたことですが、やっぱ、オカルトではなく、雑念こそ、最大の敵だということを、コービー自身が骨の髄まで、認識したのですね・・・そして、体現した。

West:現実のスポーツのみならず、ビジネスにおいても近年は重要視されている概念だと思います。
だからこそ、ただ単にあの人は才能が、環境が、という安易な考えに至らず、細部にまで渡って調べ尽くし、どうすれば同じようになれるか、今後も考えていきたいです。

West:コービーはそういった人生の重要なことも示してくれたし、故にバスケだけでない他のことに努力するきっかけを得られたし、また現在追い続けているレイカーズの歴史を深く学ぶきっかけにもなりました。

KingCakeIris:ありがとうございます。もっともっと話聞きたいですし、レイカーズの話も聞きたいですが、徹夜になってしまうのでw、名残惜しいですが、今回はこれで切りたいと思います。ぜひとも、またお話の機会を作らせてください。よろしくお願いいたします。

West:こちらこそ、お付き合い頂いてありがとうございます(笑)また次回機会がありましたら、宜しくお願いします。

KingCakeIris:本日はありがとうございました。

West:こちらこそありがとうございました。

■まとめ
・気が付けば、1時間コービー話。しかも、濃厚度合いMAX。でも、彼のプレーというよりは、生きざま、考え方で新たなことを知ることができたのは本当に良かったですし、Westさんに感謝です。Westさんだけじゃなく、いろんな人にとっても、インフルエンサーの一人であったコービーというのを改めて感じた今回の対談でした。

今回のように、お話しして頂ける方を引き続き募集中です。
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第7回目は、レイカーズファンのWest(@GhostIn24)さんです。
(※Twitterアカウントは、ご本人の許可のもと、公開させていただいております。) 

KingCakeIris:まず、NBAを見始めた時期、きっかけをよろしければ教えてください。

West:私がNBAを見始めたのは十代の頃、部活動に参加するにあたってバスケットボール部に入部し、それからコービーと出会ったのが大きなきっかけでした。

KingCakeIris:ありがとうございます。コービーは言わずと知れた偉大な選手ですが、であった頃のコービーについて受けた印象はいかがでしたか?

West:偶然とあるコービーの10分ほどのMIXテープを通じて、彼のプレイ集を目にしたのですが、正直全てが衝撃的でした。その動画は最初は派手なスラムダンク集から始まり、華麗なアシスト、そこからトリプルスレットからの1on1、ジャンパー、ダブルクラッチなど、わかりやすくパートが分かれているのですが、1つ1つのムーブに目を奪われていましたね(笑)

KingCakeIris:そのころはやっぱ、テープですよね。改めて言葉にしていただくと、やっぱ、すごい選手だし、なんでもやってたんだなぁと思いますね。

West:僕の場合は、海外の方が編集したMixをネットで発見したのがきっかけでしたね。それからコービーに心底憧れて、彼のプレイスタイルを研究し続けました。

KingCakeIris:研究ですか。やっぱ、それくらい掘り下げたくなるスタイルと何より色気があったんじゃないかと思いました。コービーの場合は時に狂気も見せてくるのでw

West:純粋に彼のようになりたいと思って、ジャブステップの踏み方からピポットの重心、フローフットの扱い方、ポストアップなんかはかなり意識して真似ていました。あとはシンプルに、左腕の肘あたりにリストバンドをつけたりもしていました(笑)

ただ自分にとっては、後々彼のそういった異常なまでの闘争心から学んだことの方が多かった気もします。

KingCakeIris:私もコービーのプレーを見たときに一番、印象に残ったのは、普段は淡々と遂行していく中でも、相手を殺す意識が常に高く、眼に惹かれたことですね。強く表に出す闘争心というよりも、何か静かに相手を殺しにかかるというか。

West:まさしくそういった部分です。最初は表面的に、彼のプレイスタイルをコピーすることばかり意識していましたが、きっかけとして、コービーがアキレス腱を断裂した直後、試合後のインタビューで目を充血させ、FaceBookで彼が夜中の3時に綴ったショートエッセイを目にしたんです。そこで彼の悔しさや憤り、あらゆる感情を始めて感じ取れて、何かそこでただ彼のスタイルを真似るだけではいけないなと感じました。そうして今度は彼のメンタリティやバッググラウンドを調べるようになり、次第に私も彼のKiller Instinctに惹かれていきました。

KingCakeIris:いやぁ・・・・・・正直、それは知りませんでした。本当に壮絶ですね。コービーという選手、生きざまに似合うとは思うんですが・・・それにしたって想像超えました😅
さて、30分で、いつもは、ゲストの方の好きなチームの話題に切り替えるんですが、今日はこのままコービー話を続けようと思いますが、よろしいですか。この濃さはもう少し味わいたいというかw

West:そうだったんですね!私としてもこのまま続行でお願いします。

KingCakeIris:それでは引き続きお願いいたします。

West:お願い致します。

■まとめ
うーーーん。コービーてんこもりw でも、やっぱそれくらい、濃い選手ですし、唯一無二だったので、その一端を熱心なファンのWestさんから、聞けて、すごく面白い体験でした。最後のエピソードで、Part2もコービー話で行こうと自然となりましたね。

というわけで、Part2も引き続きコービー話で。

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第6回目は、スパーズファンの、ℜÊⅩさんのPart2です。

KingCakeIris: ありがとうございます。それでは、先ほど、拷問とまでおっしゃられていた状況から、なぜ、今のようなスパーズファンに変わっていったのかを教えてください。
 
ℜÊⅩ:03のカンファレンスセミファイナルですね。あの、レイカーズが負ける!?っていう衝撃でしたね。何度となく窮地も救ってきたオーリーの3ptシュートもG5の終盤でリングに嫌われてしまいましたし、、、、。

ℜÊⅩ:あの仏頂面のコーチと、変な動きする20番、あとすばしっこいフランス人の坊主頭、、、いったい何者だよ・・・って思って気になって見始めたら、カンファレンスファイナルかな?DALとのシリーズを見て、完全に掴まれました。

ℜÊⅩ:元々、父の拷問の成果もあったのか、それなりに見るようにはなってはいたのですが、きちんとサンアントニオ・スパーズというチームのことを理解し始めたのは、その頃ぐらいかもしれません。なので、レイカーズファンの割には気になってたりもしていたので、半分スパーズファンといってもいいぐらい提督や、TDのことは、うおおお・・・いい選手だなぁ・・・ってすげぇ・・・。地味だけど←って思ってみてました。

KingCakeIris:03年。プレイオフ戦績見てみると、濃いですねぇ。アマレ、マーブリー、ペニーがいたころのサンズ、3連覇中のレイカーズ、メキメキ頭角を現していたマブス、そして、ファイナルでキッド率いるネッツ。それを打倒していった、新機軸の集団ですね。

KingCakeIris:確かに地味だったかもしれませんが、濃すぎる相手を、独特の濃さ、新鮮さで、飲み込んでいった印象です。

ℜÊⅩ:あのPOそのものが出来すぎな気もするんですよね。どのチームを見ていても、スパーズが楽をさせてもらえるような試合は一試合もないですし、ダンカン以外はフロントコートはそこそこのベテラン揃いだったので、アマレ、マーブリー、マリオンのトリオ、ナッシュ、ノビツキーのスペースの作り方ひとつみても、最悪の相性のチームをよく乗り越えられたなと今になっても思います。

ℜÊⅩ:03年のドキュメンタリーちょうど見返していますけど、サンズ、レイカーズ戦ならマヌ、TP、ダラス戦ならカー、ファイナルはジャクソン、またもやカー・・・と奇跡的なほど、不確定要素が苦しい場面で仕事をしてくれたのはほんとに大きいと思います。

KingCakeIris:やっぱ、その役割の選手たちが活きたのも、ポポビッチのリーダーシップ、そして何より、ダンカンなんでしょうね。しかし、インサイド見ても、提督、マリックローズ、ケビン・ウィリスと激シブで素晴らしい。
 
ℜÊⅩ:ケビン・ウィリスも年齢でさび付いてはいましたけれど、ナンバーがコールさえすれば、とにかくコツコツとダンカン不在の時間帯で身体を張ってくれていた姿が強烈に印象に残りました。マリックローズも、今のNBAだったら、もっと評価されていてもいいぐらいに、マルチに守れるスモールCとして、機動力が落ちるベテラン陣のベンチ組で、コリンズ、マーティンを守ってぎりぎり流れを取らせないプレイをしてましたものね。

KingCakeIris:おっしゃるように、基本は流れ取らせてくれないんですよね。どこかのタイミングまで、じっくり我慢して、最後にどこかで優勢をとる。まさに質実剛健というのが、あの頃のスパーズだったと思います。数年後には、それにパーカーとジノビリという理不尽も加わっていくと・・・

ℜÊⅩ:インサイドとキックアウト多様型から、若干アイソヘビーでマヌ、TP9の身体能力もモロに活用し始めるという形で、よくもまあTimmyという最高のPFを備えていたのに、あんな破天荒で常識の外側でプレイしているルーキーズ我慢強く起用して、必要最低限の枠組みを与えて、自由にやらせたなぁ・・・と思います。たぶん、POPは、今ぐらいの評価をあの二人が得るだろうと思って指導はしてくて、とにかく「もうだめだ。とにかく何とかして活かす方法を考えよう。」という結果が、理不尽プレイにつながったのかな?と思っています。

KingCakeIris:ホップステップジャンプってよく使う表現ですけど、あの頃のスパーズはその間の過程が特殊で新鮮すぎて、やっぱ、オンリーワンの存在だったのがよくわかりました。

KingCakeIris:さて、名残惜しいですが、今回はこれで切ろうと思います。

ℜÊⅩ:ありがとうございます!

KingCakeIris:まだまだ、語れることは多いと思いますので、また、今度よろしければ、お声がけさせてください。今日は本当にありがとうございました。

■まとめ
スパーズ話になっても、濃縮一辺倒の
ℜÊⅩさんでした。スパーズがスパーズたる存在になる直前の話を聞かせていただいた中で、懐かしさとともに、あの頃の良い意味での重さを感じた対談でもありました。

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第5回目は、スパーズファンの ℜÊⅩさんです。 

KingCakeIris:まず、NBAを見始めた時期、きっかけをよろしければ教えてください。
 
ℜÊⅩ: 父の影響かもしれませんね。99年ぐらいからしっかりとNBAを見始めました。元々、父はスパーズファン、僕はレイカーズが漠然と好きだったのもありますけれど、それをきっかけにしてみるようになりました。ちょうど、HIP-HOPに興味を持ち始めたのも、それぐらいの年齢だったので、もう、アメリカのPOPカルチャーも含めてすべてに食らったのが、それぐらいの時期かでしたね。

KingCakeIris:99年。スパーズがファイナルとった年ですね。自分の親がNBAには全く興味なかったので、うらやましいですw 以前、TLでもRUN-DMCについて、教えていただいたことを覚えています。99年というと、アメリカのカルチャーはまだまだこれからHIP-HOP含めて、洗練されていく途中というイメージですけど、どうなんですかね?

 ℜÊⅩ:そうなんですよね(笑。その当時、自分はレイカーズファンだったのですが、父親にファイナルを見せられたのは、まるで拷問でしたね。当時、HIP-HOPはどうなんでしょうね。ちょうど、オールドスクールと呼ばれる時代がひと段落して, HIP-HOPそのものが発展し始めて市民権を得始めたころでもあるので、徐々に全国区へと広がり始めたのが、ちょうど、そのころのような気がします。それこそ、NBA見ない層にもHIP-HOPのファッション(NBAジャージや、ヘッドバンドなど)で強烈にビジュアルで訴えかけるものもあったので、もはや黒人の音楽、文化のみに納まらないものになったのが、ちょうどその頃ですね。

KingCakeIris:拷問w それが、なんで今のようなスパーズファンになっていったののかは、ちょっと後に回したいと思います。HIP-HOP自体を自分は聴いてるわけじゃないんですが、やっぱ、アメリカのカルチャー、スポーツ、NBAでも聴かないときはないくらいの浸透ぶりを見ると、やっぱすごいなと思ったんですが、確かに90年代はそこまでラップが今ほど頻繁ではなかった印象です。
 
KingCakeIris:でも、野球とかはあまりラップの印象がないので、やっぱ、以前お話ししたように、ストリートからつながってきたバスケットだからこそでもあったんでしょうかね。
 
ℜÊⅩ:もうラッカーパークやドリューリーグなどの動画も見られるようになってきた昨今だからこそ、ストリートバスケも世界中の人が目にすることになりますけれど、当時は、AND1のMIXTAPEが貴重なメディアで、そこのバックグラウンドに流れているプレイリストを耳コピして、必死でレコード屋で探してCD買って、テープに落としたりmp3プレイヤーで落としたりもしてましたね。とにかく熱量の差を現地と少しでも共有したい一心でした。

KingCakeIris:そこまで惚れこまれていたのはすごいですね。でも、自分も好きな曲を手に入れるのに、奔走した記憶ありますし、ネット環境が今とは比べ物にならない時代だったからこその、アツさがあった印象です。テープに落とすって、今だと知らん人も結構いらっしゃいますよね・・・

ℜÊⅩ:ラジオのUSチャートTOP40とかAIR PLAYでダビングして、2時間とかの番組そのままテープに落としたりもしてましたね。ただ、夜遅くに聞いてたりしたら怒鳴り散らしたりされるので、イヤホンつけてダビングした番組夜な夜な聞きながら、とりあえずHIP-HOPが流れたら、メモして翌日にツタヤにDASHする日々でした。

KingCakeIris:ありがとうございます。唐突ですが、30分と区切りもいいので、スパーズ話に行こうと思いますが、お時間大丈夫でしょうか。

ℜÊⅩ:大丈夫です!

■まとめ
一撃一撃が濃いℜÊⅩさん。文章的にはそこまで長くなくても、アメリカンカルチャー、特にHIP-HOPの造詣が深いので、NBAとの親和性が今や高いことと合わせて、濃厚すぎる30分となりました。

Part2では、スパーズ話となりますので、お楽しみに。

今回のように、お話しして頂ける方を引き続き募集中です。
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